縁日風の屋台を含め、色々なイベントは昼間から行われていたが、仕事をしなければならなかったので、私は用意された夕方のスケジュールの途中から聞き始めた。
とはいえ、要領が良かったというか、私の「聞きたい」の願いを神様が聞いて下さったのか、端っことは言え、後から敷かれたゴザの一番前、かぶりつき席をゲットする事ができた。
ビルの谷間に響くガムランの音。
実際には耳に聞こえていない高音が、脳に効くらしい。
会場準備が整うと、いよいよ、目的のケチャの始まり。
私は、バリ人が演じるケチャも青山にあるお寺の境内で見た事もあるのだけれど、遠くから見ていたので、このお清めの儀式については、気が付かなかった。
最前列っていうのは、色々発見がある。
本当ならばインドネシア語で語られるナレーションを芸能山城組は、日本語で解りやすく解説してくださっていた。
猿らしく、機敏な動きだった。
そういば、インドネシアの航空会社の名前も「ガルーダ」
当然の事ながら、ストーリーは勧善懲悪で、一件落着の方向へ
という所で、終り。
猿を演じていた人達は円陣を解いて、バックしながら広場から退いて終幕。
は、日本人には縁の無い話だし、ケチャもそう。
外国人だけで演じたケチャは、この芸能山城組のが初めてらしい。
コンサートホールじゃ無くて、外。
湿度が高めの日本の夏。
パートによって違うリズムを刻む声が重なってできる、不思議な声のハーモニー。
ほんの少しだけバリ島を感じる事のできた夜だったのでした。
1 件のコメント:
mixiにもコメント残しましたが・・・
生ケチャなんて見たことないです!!
バリ舞踊も!!
ただ踊ってるだけかと思いきや、ちゃん
と物語になってるみたいですね。
日本でいいので私もバリ感じたいです。
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