予定外の絵描きの出現で、オキーフの家見学ツアーのスタートの時間が迫ってしまった。
ダッシュでアビキューインに戻り、小林さんの合図で横に停車していたマイクロバスに乗る。
と、車の側面に面して設置してある座席に座っている方達から、挨拶の嵐・・・
コンニチワ!
ええ?どうして私が日本人って知ってるのですか?
彼らが教えてくれたんですよ!
彼らとは、おそらくツアー事務所の方達。
「こんにちは」の首謀者は元軍人さんで、日本にも何度か来られた事があって挨拶の日本語を覚えていた、という事を後で知った。
私が最後のツアーメンバーかと思ったら、遅れてきた方がいらっしゃったうえ、カメラや筆記用具、私物は持ち込めないのに持ってきた方がいらっしゃって、車内はあーだこーだの和気あいあい。
そしてオフホワイトのシャツにベージュのパンツ、長めの髪を三つ編みでまとめたやや大柄の女性のガイドさんが乗り込んできて出発。
このツアーは予め予約をしなければならず、しかも飲料水以外の私物持込禁止。建物の中はもちろんの事、外側でさえ写真を撮る事は禁止されている。
厳重に保管されているオキーフの家は小高い丘の上にあり、1回のツアーに参加できるのは10人ほど。私が参加した回は、私を除けば他の参加はおそらくアメリカ人。今年はオキーフ美術館創立10周年で、例年よりツアーを出す曜日が多いらしい。
さて、背の低いかわいいゲートを開けて車は敷地内に入り、私達はオキーフが生活していた地面に着地。
気遣い上手で陽気なアメリカの方達に囲まれすごーく、普通に到着したはずなのに、オキーフの家の敷地に踏み込んだ直後不思議な感情がこみ上げてきて、もう少しで涙が出る所だった。
あれは何だったのだろうかと思っている。そして一緒にいた方達はどうだったのだろうか、と・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿