2009/08/04

クライシス・オブ・アメリカ

英語のタイトルはThe Manchurian Candidate。

長さが130分の映画というのは、かなり見ごたえがある。
前半は、意味が解らず、とりあえず状況を追いかけながら見ていたけれど、後半に入っておもしろくなってきた。

「戦争から戻ってくる人々の多くは、妄想に悩まされたり、心を病んでいるという事がキーポイントになっている。

不思議な夢を見る主人公。
戦争で部下を亡くしてしまったはずなのだが、どうも、何かがおかしい。
記憶とは違う過去についての夢を見る。


だんだん確信に近づくストーリー展開は面白くて、途中からは結果を想像しながら観ていた。


デンゼル・ワシントンが演じる主役は、本人の意志とは関係無く政治家を暗殺するのだが、彼の置かれた立場を理解しているFBIの手によって、殺人犯にされずに済む。

その方法が

ええ!?
そうしちゃうわけ?

という終わり方の映画。

こんな事あったら、恐ろしいなあって思いながら観ていた映画の最後は、ある意味ハッピー・エンドなのだけれど、それの手法って悪用もできるよね、と、色々考えさせられる映画だった。


劇場で観るのと違って、DVDだと
「あれ?今のどういう事?」
と集中が切れて見逃した部分をもう一度確認できるのがいいね。

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